INTRODUCTION
深い闇に覆われた心を、真実の光が照らす
あたたかく愛おしく、時に切ない親子の絆のものがたり
八百万の神々や妖怪たちが棲む、神々山。自由奔放に生きるおてんば娘、おなりは、伝説の英雄“グレートヒーロー”に憧れ、新たな英雄となるために日々稽古に励んでいた。古来から山の神々が恐れる「ONI」の脅威が数ヶ月後に迫るなか、神々たちは山を守るため技に磨きをかけるが、おなりには特別な力が一向に現れない。
おどけてばかりで何も教えてくれないヘンテコな父親、なりどん。次々と力を開花させていく、友人たち。理想と現実の間で葛藤するおなりに、新たな真実が立ちはだかる…
ピクサーで数々の作品を手がけてきた堤大介が贈る、光と色の映像美
“光と色のアーティスト”として、ピクサー時代からハリウッドで数々の作品を手がけてきた堤大介が、日本のCGスタジオとともに作り上げた全編フルCGアニメーションの美しく鮮やかな世界。
見えないものに恐れを抱く心の闇と、そこに差し込む真実の光。人々の本質に迫るテーマでありながらも、感情がありありと伝わる巧みな色彩表現と散りばめられたユーモアで、世代や国境を越えて誰もが楽しめるストーリーとなっている。
TRAILER
おなり
この作品の主人公。
伝説のグレートヒーローに憧れ「邪悪なONIから村を守るんだ!」と使命感を持つ10歳の女の子。体は小さいが、自分より大きないじめっ子にも立ち向かう。
全ての神々が持つ「クシの力」の覚醒が他の子より遅いことに悩むが…。
好きな食べ物:なりどんのお味噌汁
嫌いな食べ物:納豆
将来の夢:グレートヒーロー
CAST COMMENT 白石涼子
とてもとても温かいお話。タイトルのONIがあらわすものとは……?映像の質感がとても大好きです。繊細でやわらかくて大迫力。おなりとかっぱの友情、おなりとなりどんの親子の絆に胸を打たれました。たくさんの方に観てほしいです。
なりどん
おなりのお父さんで、3メートルはある巨漢。いきなり踊りだしたり蝶々と戯れたりと、遊んでばかりいるヘンテコリンな神様。言葉を持たず、村の神様たちからは理解されていないが、娘のおなりには愛情を惜しみなく注いでいる。一見ほのぼのしているが、誰も知らない過去を隠して生きている。
好きな食べ物:大きなオニギリ
嫌いな食べ物:とくになし
将来の夢:んな?
天狗
神々小学校教師。一見威厳ある怖い先生だが、興奮するとハメを外すお茶目な面も。クシの力の特訓ではとても厳しいが、すべてはONIから子供たちを守るため。公明正大であることを信条にし、娘のあまてんと他の生徒とを同じように接する。
好きな食べ物:あいすきゃんでえ
嫌いな食べ物:青魚
将来の夢:教え子達を立派な神に
CAST COMMENT 井上和彦
本当に綺麗です。先ずCGの凄さに感動しました。一瞬でこの世界に引き込まれました。一つ一つのキャラクターが魅力的で愛おしくなりました。心が温かくなる作品です。是非、ご家族で観ていただきたいですね。
アマテン
天狗先生の娘で、成績優秀な模範生。クラスで最もヒーローに近い存在と言われているにもかかわらず、おなりに激しいライバル意識をもつ。父親からの愛情に飢えていて、注意を引くために学業に励んでいるふしがある。
好きな食べ物:天ぷらうどん
嫌いな食べ物:シメサバ
将来の夢:父のような教育者
CAST COMMENT 上田麗奈
観ると身も心も軽くなるような、すごくデトックス効果の高い作品だと感じました。おなりたちと一緒に、心をたくさん動かしながら楽しんでいただきたいです。
カルビン
異国の地からやってきた、不思議な少年。おなり達のことになぜか詳しく、やたらとなれなれしく近づいてくる。前向きで明るい性格だが、色々なものを背負っている。
好きな食べ物:PB&J (ピーナッツバター&ジャムのサンドイッチ)
嫌いな食べ物:納豆
将来の夢:妖怪博士
なま&はげ
二頭一体の双子の神様。頭は弱いが、体が大きく力が強いことが自慢。なまは根っからのいじめっ子だが、はげはとくに何も考えておらず、状況が理解できていないまま相槌だけうっていることも。
好きな食べ物:ゆで卵
嫌いな食べ物:三色団子
将来の夢:筋肉自慢大会出場
風太郎
なりどんの弟で、強力な風の力を操る風神。長い間、兄を探しながら、全国各地で紙芝居をしてONI退治の物語を広めてきた。一見陽気な風来坊だが、ONIに故郷が焼かれてしまった過去を持ち、それが心の傷になっている。
好きな食べ物:炙ったあたりめ
嫌いな食べ物:豆
将来の夢:雷神風神コンビ再結成
CAST COMMENT 間宮康弘
この作品を通して伝えたいこと・大事なことは、堤監督や脚本の岡田さん、トンコハウスの方々が全て込めてくれている。視聴してくださった皆さんには、それが何なのかをそれぞれに感じ、考えて貰えたら嬉しい。
かっぱ
おなりの親友であり、となりで支えてくれる相棒。臆病でシャイな性格だが、意外に大胆で頑固なところも。頭の上のお皿から水がこぼれると気絶してしまう。かっぱなのに泳ぐのが苦手だったりと、おなりと同様にクシの力の発達が遅れている。
好きな食べ物:きゅうり
嫌いな食べ物:熱を加えたきゅうり
将来の夢:3つ目のアイを思い出す
CAST COMMENT 新井里美
『新井さんの自由にやって下さい!』堤監督と、岡田麿里さんの子供のようなキラキラの笑顔でそう言われ、自由の大きさと、恐ろしさにつぶされそうになり、スタジオから逃げたくなりました。その反面、私がどんな表現をするのか、大きな期待を寄せてくださっている事が伝わってきて、ゴゴゴーっと、マグマのようにガッツが湧いてきました。命懸けでかっぱになりました。めちゃくちゃ楽しい仕事でした!『ONI』は、私の宝物です。今作を通して、日本を誇らしく、なんて面白い国だろう、そんな風に思うことが出来ました。しあわせです。
CHARACTER
作品に登場する魅力的なキャラクターたちをご紹介
おなり
声:白石涼子
なりどん
声:クレイグ・ロビンソン
かっぱ
声:新井里美
カルビン
声:マリナ・アイコルツ
風太郎
声:間宮康弘
なま&はげ
声:中務貴幸
アマテン
声:上田麗奈
天狗
声:井上和彦
SOUNDTRACK
アメリカはバークレー、日本は金沢にスタジオを構える「トンコハウス」。ピクサーのアートディレクターだった堤大介とロバート・コンドウの2人が2014年に設立。初監督作品『ダム・キーパー』が、米アカデミー賞にノミネート。世界で75を超える映画祭で上映され、25の賞を受賞。同じく短編映画『ムーム』は20を超える賞を受賞。『ピッグ・丘の上のダム・キーパー』はHuluで配信され、NHKでも放送されるなど、日本でもたくさんのファンに愛されてきた。
トンコハウスの会員制オンラインコミュニティ「Dirty Pals(ダーティパルズ)」は、月額1,650円(税込)で様々なコンテンツをお楽しみいただけるサービスです。
トンコハウスの創設者である堤大介とロバート・コンドウによる、アニメーション制作の舞台裏公開や、国内外からゲストをお呼びするトークイベント、アニメーション・映画制作にまつわるTIPS投稿など、グローバルなアニメーション制作の世界に触れられるコンテンツが満載です。
月額会員制 1,650円/月
原案・監督: 堤大介 脚本: 岡田麿里
制作:トンコハウス
制作パートナー:Megalis VFX、マーザ・アニメーションプラネット、アニマ
エグゼクティブ・プロデューサー: ロバート・コンドウ、ケーン・リー、堤大介
プロデュース:サラ・K・サンプソン
ー 声の出演 ー
白石涼子、新井里美、クレイグ・ロビンソン、沢城みゆき、井上和彦、沢田敏子、上田麗奈、間宮康弘、
マリナ・アイコルツ、釘宮理恵、中務貴幸、戸松遥、久野美咲、植竹香菜
全4話(計154分)
世界190の国と地域、31の言語で配信
エグゼクティブ・プロデューサー
ロバート・コンドウ、ケーン・リー、堤大介
プロデュース
サラ・K・サンプソン
ー 声の出演 ー
白石涼子、新井里美、クレイグ・ロビンソン、
沢城みゆき、井上和彦、沢田敏子、
上田麗奈、間宮康弘、
マリナ・アイコルツ、釘宮理恵、
中務貴幸、戸松遥、久野美咲、植竹香菜
全4話(計154分)
世界190の国と地域、31の言語で配信
COMMENTS
世界中から、感動の声が続々
斎藤工
(俳優・映画監督)
最高の“和”の作品。
世界の第一線で表現活動をされてきた堤大介さんが何処に身を置き何を見定め何を残すか。
正解無き世界における一つの正解のような作品。『ONI ~ 神々山のおなり』はこれから何度も観直すであろう大切で必要な作品になりました。
junaida
(アーティスト)
本年度の最優秀親友賞を河童に! わっしょい、わっしょい!
古賀史健
(『嫌われる勇気』著者)
心に引かれた国境線の向こう側には、おぞましい「鬼」どもが暮らす異世界が広がっている——。目眩がするほど美しい「神々山」の大自然と、その対極ともいえる色彩で描かれた「鬼たちの暮らす街」。我々が鬼と呼んでいるものとはなにか。どうして心の国境線は、引かれてしまうのか。圧倒的な映像美に見惚れるだけではもったいない。ここに描かれているのは、分断の危機にさらされた世界を照らす一条の光なのだ。
小西利行
(コピーライター)
どこまでも美しく、どこにもない映像の美しさ。驚くほど大胆で、でも小さな小さな一本の毛すら愛らしい。柔らかな光。その奥にある不思議なほど深い闇の世界。言葉を発するわけではないのに、感情が伝わる言葉。怖いはずなのにどこかでワクワクする台風前のような気持ち。表情、仕草、間、光、音。すべての「登場人物」が愛らしく、愛おしく、愛してしまう感覚・・・。もうため息です。そして展開。驚き。あの、街の風景をみたときの、ゾワゾワした不安と期待。完全にやられました。
竹内高
(キャラクターデザイナー)
こどもたちの力があれば、この辛い世の中もまだまだ希望を捨てないで生きていけると思わせてくれるクライマックスでした。 堤さんが大切に思っているメッセージと映像美がぎゅっと詰まった、あっという間の150分間。 みんなに優しい気持ちがあれば、たとえ苦しい事があっても、傷ついたとしても、乗り越えられることを、信じさせてくれる、お話。 見終わった後に、森のみんなはどうしてるかなと、自分の友達でもあるかのように思いを馳せています。いや、もう友達なのかもしれないですね。 ありがとう、堤さん。
ア・メリカ
(イラストレーター)
手触りと温もりのある世界観。感情を揺さぶる光と空気の演出。まるで自分が人形劇に入り込んだような没入感。ディティールにこだわり抜いた画作りが本当にすごいアニメーション!